壁紙は拭いてもいいの?~素材の特性とお手入れ方法を教えます~

その他
壁紙の魅力

こんにちは。

朝晩の気温が下がり、凛とした空気を感じる季節となりました。
今回は、国産の壁紙と輸入壁紙との違いについて、素材の特徴やお手入れについてお話ししたいと思います。

まずは、素材の特徴から。
国産の壁紙は、ビニル素材が主となります。
輸入壁紙は、紙、不織布、ビニルと大きく分けて3種類となります。

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紙素材

紙素材の壁紙は、水分を含むと伸び、乾くと縮むという特性があり、施工時にはオープンタイム(壁紙と糊をなじませる時間)が必要となります。
ご自分で壁紙を張る方の中には、「紙のピンと張りあがる感じが好き」で、紙素材の壁紙を好んで選ばた方がいらっしゃいました。
昔の障子(若い方はご存知ないかもしれません)のイメージが思い出されました。

不織布素材

不織布は、紙とは違い商品に安定性があります(伸縮が少ない)。
そのため、欧米では壁紙に接着剤を付けるのではなく、張る壁面に接着剤をつける「向こう糊」という施工方法がとられているようです。
日本でもDIYで壁紙を張る方の中には、この施工方法を取り入れられている方がいるかもしれません。
壁紙に接着剤をつけるスペースが充分にとれなくても、扱いやすい素材となります。

ビニル素材

ビニル素材の壁紙は、表面がビニル素材、裏面は紙または不織布との組み合わせの2通りがあります。
紙や不織布素材の壁紙は、表面が平坦なものが多いのですが、ビニル素材の壁紙はプリントだけではなく、 発砲やエンボスタイプのものなど立体的な表情を持つものもあり、 デザインのバリエーションも豊富です。

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輸入壁紙の特徴
輸入壁紙のデザイン性が高いひとつの理由として、発色の良さがあります。
国内メーカーは、ひとつのデザインに対してインクの数は5色程度ですが、
輸入壁紙は10色以上となり、 色彩豊かな壁紙となります。

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壁紙は拭けますか?
こんなお問い合わせを頂くことがあります。
多くの方は日常生活で汚れが目につく水回りの汚れを気にされています。
洗面台のまわりの水はねは、濡れた直後に、乾いた布等で汚れを吸い取るように拭きとってください。
紙、不織布素材の壁紙には、軽くコーディングがなされているため、この方法で対応していただければ、水汚れは、落ちる場合がほとんどです。

ビニル素材なら、安心!と思っている方もいらっしゃると思いますが、 ビニル素材の壁紙の中には、表面に凹凸があるのものやフラットなものがあり、お手入れの方法は異なります。
発砲素材の壁紙は、強く擦ると膨らんだ柔らかい部分がつぶれてしまうので、紙、不織布素材と同様、汚れを吸い取るようにお願いします。

表面がしっかりしている壁紙は、ある程度擦っても壁紙へのダメージは非常に少ないです。
全ての壁紙に通じる基本的なお手入れ方法としては、擦らずホコリを落とすようにしてください。摩擦が強いと壁紙へのダメージが心配されます。

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また、結露は、シミやカビ、剥がれの原因となりますので、日常的に換気を心がけてください。
洗面所等水がかかる場所の壁紙は、どうしても汚れやすいので、水がかかったら直ぐにその水分を吸い取るように軽く拭いてください。

国産のビニル素材だからお掃除がしやすいとは、限りませんし、輸入壁紙だから全ての壁紙のお手入れが難しいわけでもありません。
それぞれの素材によって適切なお手入れ方法があります。

お部屋を綺麗に保とうとすればするほど、汚れが気になるものです。
日頃から小さな積み重ねで、壁紙の汚れが防げます。

カラッと晴れた日に、窓を開け放ってお部屋を綺麗にするにはいい季節です。
一足早い大掃除として、壁紙のホコリを一掃するのはいかがでしょうか?

あい

こぼれ話

以前、訪れたカジュアルな飲食店の洗面所にカラフルな紙素材の壁紙が張ってありました。職業柄、洗面台の周りの壁をじっと眺めてみました。
決して新しいとは言い難いお店でしたが、全く汚れが気になりませんでした。
不特定多数の方が使う飲食店の洗面所、汚れてないわけがないのですが、 色がたくさん使われているため、汚れがついていてもわかりにくいのだと思いました。