空間スタイルによって変わる色彩計画とトータルコーディネーション -PLAYFUL編-

壁紙の魅力

TECIDOコレクションに収録されている6つの空間スタイルの中から、今回は「PLAYFUL(プレイフル)」のスタイルをピックアップ。
カラーエビデンスの解説に加え、マナトレーディング取り扱いエディターブランドの最新コレクションとのコーディネーションも併せてご紹介します。

【PLAYFUL】 色遊びを楽しむ自由な空間スタイル


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壁紙 / モデルニスモ 76820202


ユニークなデザインと豊かな色彩を自由に組み合わせて、「色遊びを楽しむ」空間スタイル「PLAYFUL(プレイフル)」。くすみ感のあるカラーとトーンで全体に統一感を持たせつつ、白を効かせた軽やかなコーディネートが魅力です。

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(左)壁紙 / ジグザグ JOY004  (右)壁紙 / アイディリア RHA006



はじまりの色は、オーク材やチェリー材といった、イエローからオレンジベースの明るくクリアな色合いの木材をセレクト。このスタイルで鍵となるのは、空間に取り入れる色のトーン(明るさや鮮やかさ)を統一する「ドミナント配色」です。壁紙に使われている色とファブリックや家具の色を丁寧にコーディネートすることで、空間に洗練された統一感が生まれます。
カラフルでありながらも、全体を「くすみカラー」や「同一トーン」でまとめているため、子ども部屋はもちろん、大人の空間にも優しく馴染みます。



壁紙には、1960年代のモダニズムを感じさせるレトロなデザインや、個性的な幾何柄を組み合わせれば、エネルギッシュで遊び心のある印象に仕上がります。リビングルームやダイニングルームなど、人が集い、豊かな会話が生まれる場所にもおすすめです。

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壁紙 / チャーリー TST106447170 壁紙 / ハーヴェット 611-02



木製の家具を組み合わせれば、やさしくナチュラルな雰囲気に。カラフルな樹脂やアクリル素材を組み合わせると、よりポップで楽しい空間を演出できます。そこに、ホワイトの家具やラグを取り入れ、爽やかさと抜け感をプラスすると、空間全体が軽やかな印象になります。



カラートレンドは「Colour Confidence」 と「Colour Drenching」


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Colour Confidence(写真左)とColour Drenching(写真右)のイメージ写真



先日のロンドン視察から見えてきたカラートレンドのキーワードは、「Colour Confidence(カラーコンフィデンス)」と「Colour Drenching(カラードレンチング)」の2つ。今回はこれらのキーワードを軸に、「PLAYFUL」スタイルに収録されている壁紙と、エディターブランドの2025年秋冬新作コレクションを組み合わせて、いまの気分を体現した大人カジュアルなコーディネーションをご紹介します。



「Colour Confidence」 ~ 色で表現する自分らしさ ~


「Colour Confidence」とは、「色に対する自信」を意味します。
自分らしさや感情を色で表現する考え方であり、大胆な色使いや強いコントラストを取り入れながらも、デザイン的な意図とバランスをもって使うことが特長です。

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壁紙 / モデルニスモ 76820202
ファブリック / 左上:*Saraceno 134682 HARLEQUIN 左下:*Corde Du Roi N9012438006 No.9 THOMPSON 右下:*Zemu F8049-01 OSBORNE&LITTLE
ラグ / *Rook RG2063 kirkbydesign
*近日発売予定



テラコッタカラーをベースに、深みのあるグリーンやマスタードイエローをアクセントに加えたコーディネート。床材には重厚感のあるウォルナット材をセレクトし、落ち着きのあるトーンを活かす組み合わせです。ファブリックやラグの色を壁紙とリンクさせることで、カラフルでありながらも空間全体に心地よい一体感をもたらします。
ウール素材のラグや、なめらかなグリーンの椅子張り生地が、視覚的にも触感的にも秋冬らしい温もりを感じさせます。穏やかな色と柄のリズムが心地よく、思わず楽しいアイデアが湧いてきそうな空間です。



「Colour Drenching」 ~ 一色に包まれる、上品でドラマチックな空間 ~


「Colour Drenching」は、空間をひとつの色で包み込み、没入感と統一感を生み出す配色手法です。
色の濃淡や素材の質感で変化をつけることで、空間に深みと立体感を演出します。

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壁紙 / ジグザグ JOY001
ファブリック / 右:*Engawa Reversible M711-01 MARK ALEXANDER・*Nava 9175-02, *Rumi 9173-02 BLACK edition 中央:ベガ23 MANAS-TEX・ヘイズ108 OMBRÉ
ラグ / サルタン6611 MANAS RUG READYMADE
*近日発売予定



今回はグレイッシュなブラウンを「Colour Drenching」のベースカラーに選び、モダンナチュラルで落ち着いた大人の空間を表現しました。床材は壁紙と同じグレイッシュカラーのオーク材を使用し、組み合わせるファブリックや小物を色の濃淡で変化をつけるコーディネート。
ボリューム感のあるラグやウールの質感、そして光沢のあるドレープを重ねることで、奥行きのある上質な雰囲気に。壁紙のジオメトリック柄がアクセントとなり、個性を添えています。



ブリックやバーンオレンジといった鮮やかなブラウン色がたくさん登場している2025年秋冬コレクション。壁紙や床材のトーンを揃えて心地よい空間を創造してみてはいかがでしょうか。



デジタル版「スタイルブック」では、TECIDO発表会で展示した各コーディネーションのポイントを解説しています。
スタイルブック」はこちら(TECIDOコレクション掲載の壁紙による48シーンのコーディネーションを閲覧できます)


■TECIDO COLLECTION I & II

2024年10月のマナトレーディングとテシードの統合により、壁紙在庫コレクションとして新たに誕生した「TECIDO(テシード)」。ホテルライクな空間を中心に、理想のインテリア空間を叶えるアイテムが豊富に揃います。6つの空間スタイルから選びやすく、「Design Your Space, Define Your Life」をテーマに、空間づくりを楽しむこと、そして自分らしさを表現する自由を提案するコレクションです。

*「TECIDO COLLECTION I & II」見本帳は全国のショールームでご覧いただけます。
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